当社の皮革を初めて使用される方へ
皮革デビュー(当社の皮革初体験)
当社扱いの馬・豚の皮革(レザー)は、牛革みたく繊維が太くありません。牛革ですと繊維に負けて(繊維が太く不規則な為)家庭用ミシンでは縫えない革などあるところ、当社扱いの馬革(ホースレザ−)や豚革(ピッグスキン)は細く密集し、規則正しい繊維の為に、通常のハサミで裁てて又家庭用ミシンで縫うことが出来ます。繊維が細いからといって強度が弱いわけでもありません。もちろん牛革には負けてしまいますが、ある程度の強度があり多方面に使用されています。特に婦人靴のサンダルなどでも切りぱっなしでもほつれていかないほど繊維の絡みが良い点(規則正しい繊維でハサミでもカットOK)や中敷のネームも家庭用ミシンで縫いつけています。(こちらも繊維の規則正しさにより針が通るわけです)とりあえず下記を参照にしてみて下さい!
当社の革と当社の革-当社の革と生地での家庭用ミシン使用の際は縫い初めはゆっくりと押し出すように縫って下さい。
※アレンジ革など厚めの素材は、特にゆっくり目で縫ってください。アウトレット商品にて牛革も取り扱いしていますが、こちらは家庭用ミシンでの縫いは不向きになります。
家庭用ミシンでも縫えます!
革は難しいと思われがちですが、右の写真のように家庭ミシンで簡単に縫えます。当社の馬革・豚革で厚みが通常約0.7mm〜約0.8mmになります。当社の1mm前後の厚い革でも重ねて2枚までは縫う事ができます。※初めての方には、布で縫っていた速度より遅めで縫って下さい。糸は40番が最適ですが、いろいろお試し下さい。下の画像は、当社の馬革H1001HMの黒を40番の糸で縫っているところになります。
洋裁用のハサミで切れます
皮革専用のハサミでなくても切れますよ。ちょっとした文具のハサミでも切れます。(切れ味抜群系で¥300円くらいの)当社販売の多くは馬革と豚革のライニング素材(薄手の素材)が多くあります。冒頭にも記してありますが、繊維が細かく規則正しい並びですので切り口がボサボサとなりにくく、そして繊維がほつれたようにポロポロとなりにくいため、切りっ放しのまま使用する事が出来ます。アップリケやパッチワークetcで試してみて下さい。
お試し用としてSサイズのカット革やはぎれ革セットなど価格が安い品も用意してありますので、是非ご活用下さい。
手縫いも楽しいです!
穴を開けるポンチを紹介さてて頂きます。ポンチは下に厚めの台をなければいらない固めの雑誌などを置き金槌で叩き穴を開ける道具です。ホームセンター系や100円ショップでも見かけた事があります。穴の大きさにもよりますが、通常200円〜900円位で購入できます。(100円ショップの品は、ヤスリも購入して磨いた方が切れ味が良いです)下画像の中の右側の方のトンカチの上に乗っているがポンチになります。
詳しくは下記「革用ポンチについて」をご覧ください。
ポンチで空けた穴に革紐を使っての手縫いは色々な縫い方があり失敗してもやり直しが出来ます。革には伸びる方向がありますので紐を切る前に、手で引っ張って緩みがないか確認してからカットして下さい。とりあえず3種類の簡単に出来る手編みの写真を載せてみました。どこかで見た縫い方だと思います。
※手縫いで大事な事は、穴の大きさと紐の太さを考えた上で穴を綺麗に開けてあげる事です。そうすると商品もう〜んと良く見えます。また紐の色にてアクセントつけてあげたりすると作品の見栄えが変わってきます。
◎手縫いにより個性的な作品にチャレンジしてみませんか? オリジナルの作品ができることでしょう!
革紐を編んでみよう!
革紐の色合い、素材、アクセサリーで様々なオリジナルの物が出来ます。編み方も色々あり、編み方の本を図書館で借りてきて初めて編んだ時は歪な形でしたが、失敗したらほどいてを繰り返し何度かやり直しているうちに徐々に出来るようになりました。初めは豚革の紐が良いかと思われます。(個人の評価ですが、)革の裏表の色合いが似ているので、気にしなくて編める利点がありますので楽しんでオリジナルの作品を作ってみて下さい!
革用ポンチについて
扱い方はみんな一緒で、下には下敷きを置き上からトンカチで[トントン♪]叩けば穴が空く仕組。下敷きはA3くらいの大きさで2,000円〜3,000円だと思いました。チョット高く感じた覚えがあります。長丸系・三角形・涙目みたいな形・星形などのいろんな形があります。丸形も大きさいろいろとありますよ。参考までにホームセンターで価格をみたら丸型は比較的安く180円〜ありました。変形型はチョット割高で星形の型は700円〜900円くらいでした。
■まる型 |
■変形型 |
購入当時810円だったと思います。1本あたり180円だとすると180円×6本分で1080円ですので270円分お得になります。(ただ入れ物から出してしまうと細かい先の収納場所に困ってしまいます)
皆さんの近くにも、もっとお得な品があるかもしれませんね。
ポンチは叩くと結構な音が響きますので、当社では革のハギレなどを打つところにクッション材として巻いています。ただこれでも音が響きます。100均でも売っていますが購入した物にもよると思いますが購入時は切れ味がそうとう悪かったです。(刃を触ってみるとあまり鋭利に尖っていませんでした。)
■右側に革をあてがっています。 |
■ヤスリで刃を研いでみた。 |
この切れ味の悪さをこれもまた100均にて購入した丸のヤスリを使い刃を丸めないように丁寧に時間かけて研いでみました。購入時に比べれば、刃も鋭利になり使える品になったと思います。
皮革製品作成用の道具は沢山ありますが、使用頻度により購入金額をお考えになった方が宜しいかと…高ければ確かに商品は良いです。安すぎるとやはりそこまでの商品だったりします。