当社扱いの馬革〈ホースレザー〉についてのご案内



革はご存じの通り『食』することから生まれる副産物の品となります。もちろん馬革も同じく『食』されることで生産されます。
馬を食するというと多くの方は馬刺しを思い浮かべるかと…。馬肉をカットして空気に触れると綺麗なさくら色になることから「桜肉(さくら肉)」とも呼ばれ、さくら(桜)鍋も聞かれたことがあるかと思います。牛や豚などと比べて『食』としての流通が少なく、稀少な存在である馬は、馬刺しで有名な熊本にて多くが生産されています。馬にも様々な種類がありますが、産まれはカナダでそこから空輸で熊本へ移動し、阿蘇の大自然の中、牧場自家製飼料と地下から汲み上げられる美味しい阿蘇の伏流水を飲んで、最も馬刺しに適し美味しいとされるサイズである体重800kg〜1000kgの大きさになるまで、大事に育てられます。そして『食』としてじっくり肥育した馬は馬肉へ、その鮮度と旨味は自然の恵みと愛情で育まれた味です。またそこから廃棄されるはずの皮が副産物とし革として生まれます。
こちらの革は、柔らかい繊維質で、肌触りの良さを醸し出してくれる極上の馬革といえます。(当社比)
カナダ産まれで、縁あって熊本に来た馬は牧場の管理の元、極上の肉、極上の革に。そしてお客様の元へ

株式会社宮田ではこのように心を込めて飼育活動されている牧場様から副産物として産出される原皮を兵庫県姫路市のタンナー様を経由して、製品革となった馬革を販売致しております。
【また上記のように熊本で育てられた馬は、革としては国内産馬として扱われています。】

多くの馬原皮は海外より輸入され、兵庫県姫路市にて加工されており、自社もイタリア産馬の製品革在庫保有しています。しかし当社ではここ数年、馬原皮から国内産馬に切り替えを行っており、扱いの馬革全てを国内産馬にシフトしております。
※現在国内産馬原皮不足(コロナ禍の影響)にて国外産の両立での販売となっております。


牛革・豚革と違った素材、『馬革』を一度ご利用されてはいかがでしょうか?
 
馬革って?
1: 
馬は元来気性が荒く、活発な生き物です。
他の動物よりキズ等が多くあります。
2: 育てられ方や環境によって革自身にも大きな影響があります。
馬房内の衛生管理、牧場内の頭数管理にては動物同士でキズを付けあったり、皮膚の状態が良くない場合もございます。
3: 他の動物より革の厚みがないスタイリッシュな生き物です。
革表面に摺り加工(吟スリ)には向いていません。生き物本来の生きていた証の皮膚がそのまま革となることが多いです。
4: 繊維がち緻密でキメが細かく、表面が綺麗な仕上げになります。
切りぱっなしの状態でも切り口が綺麗な方です。
5: 規則正しい繊維で薄くても強度があります。
製品の仕上がりが軽量化出来ます。
 
国内産馬って?
A: 
牧場管理行き届いていまいます。
上記2:が軽減されています。
B: 食用として大きく育てられていますので半歳のDS数が大きくなります。
大きい革なので裁断の際に歩留まり率が良くなります。
C: 牧場での飼育環境・餌のこだわり、タンナー様の技術などにより上質な仕上がりとなります。
繊維が柔らかく、ソフト感ある仕上げには向いています。肌触り良いので中敷きなどにも向いていて足を優しく保護してくれます。
D: 大きく育てられる上で牧場での管理ナンバー(焼印)が大きくなってしまいます。
一種の天然物ならではの『あじ』といえるかもしれません。

当社では、
表面の綺麗さをお求めで、DS数の小さ目の品ですと山羊革(ゴート革)がおススメとなります。
〇ソフト感より張り感、軽量より重量感をお求めのお客様には牛革をおススメしています。
〇比較的低コストな革をお求めのお客様には豚革(ピッグスキン)をおススメしています。

(漉き加工やオイル加工など特殊な加工を施した商材は上記と異なってきますので、参考までに…)

 当社扱いの豚革〈ピッグスキン〉

〇創業より国内産での原皮を使用。製品革工場は東京都墨田区のタンナー様となります。

 

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