〜ミニバッグ〜
厚手のしっかりした革を表側と取っ手部分に今回は牛革を使用しています。当社だとホースレザー系ですね。内側と裏側の革を今回は豚革を使いました。(あまり厚くすると家庭用ミシンで縫えなくなってしまいます)準備するもの
- バッグ用の革
- ハサミ
- 糊
- クリップ
- ペン
- 両面ワッペン
- ミシン
- メジャー
型紙の準備
①内側と裏側部分で豚革を使用。
②表側③取っ手部分で牛革を使用。
④・⑤・⑥は必ずしも必要ではありません。
④は取っ手の縫い後の抑えとして、⑤・⑥は飾りのフリンジ制作用です。
④は4cm×4.5cmを2枚
⑤は11cm×8.5cmを1枚(厚手の革)
⑥は35cm×0.5cmを1枚
今回は④・⑤・⑥全て同じ革を使用して制作しました。
作り方
1②のゲージで表側部分を作っていきます。②用で用意した革の上にゲージにて寸法を跡付けをしてカットしてあげます。同じ様に①・③〜⑥(④・⑤・⑥は必要なら)の部分を作成して下さい。右端が全て切り取った画像になります。
2 カットした内側と裏側部分⇒内袋の部分を作ります。①の革2枚共26cmの片側の裏面に両面ワッペンを貼り約1cm程折り返して貼った後にミシンで縫ってあげます。③の革で取っ手を作ります。裏側に革用ボンドや両面ワッペンで貼り合わせます。
3 ③の革を半分に折り合わせてからミシンで端を縫っていきます。出来た取っ手の両端に④の革を貼ってあげます。④の革を使用しない場合は5の説明に進んで下さい。(説明画像には④の革が付いています。)
4 ③の革と④の革を貼り合わせたところをミシンで縫い付けてから④の革の裏面に革用ボンドや両面ワッペンを貼って、②の革の表側(見える方)に端から4cm位の場所に貼ります。同じように①-Aにも貼りますがクロスになります。下の5画像で確認下さい。
5 上記の4で貼り付けた所を縫ってあげます。④の革を使用しない場合は直接縫い付けて下さい。(下記の※5.を参照下さい。)③がねじれるように縫います①-A、②、③が真ん中の画像のように。③の持ち手のねじれを戻した画像が右側になります。
※5 ④の革を使用せず直接縫い付ける場合は、縫い付ける所の裏面に両面ワッペンを貼って②の革と①-Aの革に4の右端のように端から4cm〜5cmの範囲に貼って縫いつけます。
6 5の右画像の②の革の上に①-B革を左画像のように重ね置き、次に縫い終わった時に持ち手がねじれないように気を付けて①-Aの表側と②の表側が接するように置いてズレないように仮止めをしてあげます。画像では縁にクリップで一度仮止めしています。
7 縫い始め&縫い終わりの袋上部の場所は革用のりで貼っておくと作業が楽になります。ミシンでぐるっと縫っていきます。 縫い初めはゆっくりと、糸は今回40番で針とかは特に変えていませんが、厚い場所は手で送りながら縫ってあげます。 縫い終わったらひっくり返します。⑤⑥の飾りのフリンジを付けない方はこれで完成になります。
飾り(フリンジ)の作り方
⑤は11cm×8.5cm(厚手の革)、⑥は35cm×0.5cmと記載していますが長さは自由です。⑤の革を縦11cmの上から2cm位幅をあけ、左画像のようにカットします。今回カットの幅は1cmで作成しています。
幅を空けた部分に真ん中画像のように両面ワッペンを付け⑥の革を加えて一緒に巻いていきます。
巻き終わり近くになりましたら、𤙔の革を持ち手に通してまた⑤の革と一緒に巻いてフリンジ完成です。
完成! フリンジに花びらの型抜きと後ろ側に少し大きめにカットした花びらもアクセントとして貼り付けました。
POINT
※縫い合わせるところに特に厚みある革の時は、カッターなどで斜めに刃をあてて削るように少しずつ漉き取ってあげますと縫いやすくなりますよ。机の端で作業することをオススメします。
◎今回の制作は縫う場合は全て家庭用ミシンで仕上げていますが、②-③-④の選んだ革が厚すぎる(1.0mm以上)と重なり合うポイントで家庭用ミシンでは縫いづらい場合があります。左のような手漉きを施したり④の革を使用しないやり方で対応してみて下さい。